準備が整ったらいよいよ、ねんねトレーニング(以下 :ネントレ) の実践をします。「準備編」の記事をまだお読みでいない方は、あわせてお読みください。
1日のスケジュール
※生後6カ月以降の日程です
スケジュールのポイント*時間は目安ですが、起床時間・お昼寝・就寝時間を同じにすることが重要です。
*夜中の授乳は寝ている赤ちゃんを起こしてまではする必要はありません。続けて寝てくれるようであれば、そのまま寝かしてあげましょう。
*夜中一人で寝るようになれば、お昼寝の場所はベビーカーや抱っこ紐でも問題はありません。トレーニング中は、お昼寝も夜の就寝と同じ環境を作ることをおすすめします。
*19時以降、最後の授乳から4時間以上たっており、起きてしまったら授乳してもOKです。
ねんねトレーニング方法
【方法】
寝る直前、目を完全に閉じる前に赤ちゃんをベッドに置く。抱っこや、授乳で眠りについていた、赤ちゃんはここで変化に気づき泣きます。
1分 泣かせる→ 3分 トントン× 5 回3分 泣かせる→3分 トントン× 5 回5分 泣かせる→3分 トントン× 5 回10分 泣かせる→3分 トントン× 5 回15分 泣かせる→3分 トントン× 5 回
▲この時ストップウォッチを使い時間を確認しスピーカーから「胎内音」を流しましょう
泣かせる時間を1分からスタートし、少しずつ、泣かせる時間を長くしていきます。そして最終的に泣いても親が手助けせず、一人で入眠ができるようにする方法です。
【ポイント】
・トントンするとき「ママはここにいるよ。と安心する言葉を優しく話しかける」
・どんなに、つらくても部屋を去る時間は必ず守る
泣かせておくのは本当に大丈夫?
ネントレ準備編でもお伝えしましたが、泣かせておく赤ちゃんの脳の影響について心配されている方は、BuzzFeedのこちらの記事もご参照ください。(あくまでもご家庭方針で実行するかは判断してくださいね)
ねんねトレーニングは子どもの脳に悪影響?効果安全性が科学的に証明されている方法です。 ▲BuzzFeed記事より
1日目レポート
上記のスケジュールで、ネントレをスタートし40分泣かせる → 3分 トントン × 10 回 を終えたあと、この日は泣き疲れてトントンで寝てしまいました。本当は一人で寝てほしかったですが、トントンで寝るだけでも大進歩の1日目、ひとまずその結果で良しとしました。
感想としては覚悟はしていたけれど、やはりわが子の泣き声を聞いくのはつらい。初日に夫がいる日を選んで本当によかったと実感しました。その時のつらさを言葉にして伝えられる相手が側にいることは心強かったです。
2日目レポート
2日目も、1分泣かせることからスタートしました。
40分泣かせる → 3分 トントン× 15 回 で、泣き疲れこの日も、トントンで入眠しました。
変化として、本人が以前のように授乳や抱っこで寝落ちができないことを理解し始めた様子でした。そのため、2日目からは最初にトントンをはじめた段階で、うとうとし始めました。
しかし、この日も 一人で寝ることは成功せず、結果的にトントンをして最後は眠りにつきました。
2日目のもう一つの変化として夜中に起きる回数が確実に減りました。
19:30の授乳を最後に、23:00ごろまでは起きませんでした。23時では空腹の時間のため、授乳をたっぷりし、少し泣かせ、3分間トントンをしたらすぐに眠りにつきました。
3日目レポート
3日目も1分からスタート。
最終的に40分泣かせる → 3分 トントン × 15 回 で、泣き疲れ再び、トントンで入眠してしまいました。
3日目は、トントンし始めると同時にすぐに目を閉じる時間が早くなったものの、最終入眠は結局トントンでした。3日目のネントレで私の方も少し疲れがたまり、トントンだけで寝てくれる嬉しさから気持ちに揺らぎが出てきてしまい終了。
4日目レポート
3日目まで、本来の趣旨である一人で寝るという方向性とずれ、トントンで入眠することが癖になっていました。
一人で眠りにつくことが目的のため、夫と話し合いをし「50分までスケジュール通りにやり尽くしたら、もう寝るまで泣かせておかない?」という結論に至りました。3日間チャレンジして「泣いたらまたママが来て、トントンし寝かせてくれる」という事を、息子が覚え始めていました。また、泣かせることに私も慣れきたため、ちょうどいいタイミングでした。
いつものように、泣かせる時間を徐々に長くしていき、はじめて60分まで泣かせ続け、60分トントン × 3回、2回目ではじめて一人で寝ることができました!!! (泣)
その後も「ふにゃ」と寝言い少し目を開けましたが、起きることはなく(モニター確認)、深夜0時に一度起き、15分間の授乳をし、再びベッドへ置くと、10分だけ泣いて寝ました。そして、朝6時まで起きませんでした。(涙)
追記 : 50分泣かせなければ寝なかった息子は、かなり体力がある方だったのだと思います。成長し、保育園へ通うようになり体力がある子だと感じるので、泣かせる時間はかなり個人差があると思います。
まとめ
今回のネントレにチャレンジし感じたことは、赤ちゃんの適応力は本当にすごいという事
と、その「適応力」を伸ばせるかは親次第という事です。少しずつ知識がついてくる赤ちゃんは上手に甘えてきて、ママがずっと傍に居てくれる方法を覚え仕掛けてくるんですよ。
ママが睡眠をとれる → ママが 1日元気で活動 → 赤ちゃんの機嫌が良い → 家庭の雰囲気がよく・夫も穏やかに育児ができる。
この幸せの連鎖で家の中の空気が穏やかになりました。そして、よく睡眠を取れた赤ちゃんは本当に機嫌がよかったです。これはネントレしてすごく感じました。
その後、息子が何度か風邪で体調を崩し、授乳し就寝する時期がありましたが、体調が完全に回復したことを確認し、再度ネントレを取り入れ、基礎ができているので、泣く時間は15分程度で通常に戻りました。
3歳で、自分のベッドで寝る習慣が身に付いており、絵本を読んだ後は自分のベッドで寝たがります。おやすみと伝えて、入眠前に部屋を出ても一人で入眠できます。
結論 ネントレにチャレンジして本当に本当によかったです!
<
これから、ネントレをはじめようと考えてるパパ・ママさん達、頑張ってくださいね。本当大変なのは最初の3・4日間です。それ以降、継続できればその先は快眠生活が待っています♪