大好きな授乳を本当にやめられる?
最初はとても不安でしたが、順序よく断乳プランを立てていけば、母子とも幸せな断乳ができます!
わが家の息子は2歳半まで授乳し、本当に授乳が大好きでしたがスムーズに断乳できました。今回はわが家の断乳法をお伝えします。
断乳をする時期はいつがいい?
断乳の目安
- 1歳過ぎ、二足歩行がしっかりできる
- 子どもの体調が良い (おっぱいをよく飲む・離乳食も食べている)
- 乳房トラブルがなく、ママの体調が良い日
- 真冬・真夏・梅雨の時期、季節の変わり目は避ける。
断乳日の決定
- 断乳する日は、ご家族のサポートが得られる日に
- 断乳について本人に話しをする
断乳の朝
- 起床してすぐ授乳し、しっかり飲ませ「これで最後よ」と伝える
わが家は、2歳までは授乳を継続
私たち夫婦で母乳のメリットを考えた結果、2歳までは授乳をしようと決めていました。
1歳〜2歳までの授乳の頻度
1歳を過ぎた頃は、外出先では授乳をしなくなりました。朝、帰宅後、寝かしけ前と1日に3回ほど授乳していました。
家にいる時間が長いと、何度も授乳をせがまれるため、できるだけ外で遊ぶ時間を作っていました。
また、息子が1歳前後に「おっぱい」と言える様になってからというもの、たとえおなかが空いていなくても「おっぱい」と言い、おしゃぶりの要素と安心を求め「授乳」をせがまれていました。
断乳をする日の決め方は?
わが家は夫と話し合い、息子が2歳半になる、5月に断乳をすることを決めました。
決めた理由は、4月から通い始めた保育園の環境に慣れた5月、そして連休時期にすれば夫のサポートが得られるためでした。
具体的な日程が決まったら「母乳外来」へ連絡しました。
断乳のために母乳外来?と思われるかもしれませんが、断乳のために母乳外来へ行くことはとても重要なポイントでした。理由は2つあります。
- 乳腺のため
授乳を辞めても当然ですが、体は継続し母乳を作り続けます。断乳後に全てを出し切らないことで、乳管が詰まり痛みを感じる事があります。
2. 決意が固まる
利用することにより断乳の決意が固まります。ひとりで行うよりも心強い助産師さんのサポートが得られます。
まずは、母乳外来へ電話してみましょう。不安なことは助産師さんと相談し、問題がなければ、日取りを予約する流れになると思います。
気になった方はお近くの母乳外来を探してみてくださいね。
桶谷式母乳外来のホームページはこちら。
断乳の1カ月前は「バイバイカレンダー」
母乳外来を予約し、断乳の日が決まれば1カ月前より「おっぱいバイバイカレンダー」をスタートさせました。
決行の日まで毎晩、息子本人1枚好きなステッカーを貼り「このステッカーが全部貼れたら、おっぱいはバイバイだよ」と毎日言い聞かせました。
最後の日はスペシャルなステッカーを用意することで、楽しみな日と錯覚する工夫もしました。
カレンダーとステッカーはなんでもOKです。「おっぱいバイバイカレンダー」の効果はとても大きかったです。月の後半には息子自ら「もうおっぱいバイバイね」と言い、本当に驚きました。
もう一つ提案として、断乳する日から、キッズベッドを新調し「今日からお兄さん・お姉さんベッドで寝ようね!」という方法も効果があると思います。
好きな動物やキャラクターのベッドシーツを購入し、自分だけのべッドで寝る事は、断乳をまぎらわす良い方法です。
母乳外来へ通う回数は?
私は、断乳のために母乳外来へは合計3回通いました。人によっては4回通うこともあるようです。それは助産師さんとの相談で決まります。
母乳外来1回目
息子と二人で行きました。チェックされたポイントは下記です。
- 子どもが問題なく成長している
- 母乳の出
- 断乳日を再度確認
そして母乳外来へ行った、1週間後に断乳を決行しました。
母乳外来2回目
断乳後、3日後に母乳外来へ。
この日は、断乳をして3日後のため、息子が授乳を思い出さないように一人で行きました。溜まった母乳を出し切りました。私の場合3日間授乳していなくても胸が張るという事はなかったです。おそらく1歳前後の断乳の場合は必ず張ってくる思います。(対策については最後にまとめてます)
乳外来3回目
3回目は、卒乳をして7週間後。この時は息子も連れて行きました。最後にドロドロになった母乳を出し切り終了です。おっぱいが恋しいそぶりを見せることはなく、母乳外来のおもちゃがとても楽しかったようで、半年たっても時々思い出し「ママまたおっぱいマッサージ(母乳外来)行こうね」と言ってきます。笑
母乳外来を利用した感想
今回、助産師さんと一緒に断乳をできた事は、とても心強いサポートとなりました。
私の意思で断乳をしていたら、心が揺らいで、子どもの甘えに負けていたかもしれません。これから断乳を考えているママさん達もお近くの母乳外来をぜひチェックしてみてくださいね。桶谷式母乳外来のホームページはこちら。
最後の授乳の日
息子へ最後に授乳した日は、たまたま母の日 2021年5月9日でした。
当日の朝、最後の授乳を終え「もうこれで終わりだよ」と伝えました。
寂しくなるかな?と思いましたが、2歳半まで授乳をやり切ったことと、これからは夫に寝かしつけをお願いできるという、嬉しさのほうが大きかったです。
断乳をした当日の寝かしつけ方法は?
当日の夜はサポートが得られる環境に夫婦が休日の日を選び、夫に寝かしつけをお願いしました。
卒乳の日の寝かしつけは、ご主人もしくはご家族に協力が得られる日を選ぶことをおすすめします。
また夫が寝かしつけを行う時間は、私が家の中に居ると、息子が私のほうへ来てしまうと思ったのですこしだけ外出しました。
子どもの寝る支度を済ませ、夜8時に「ママはお出かけしてくるね」と伝え外へ。私の行き先は近所のジムでした。
長らく授乳をしていたママは、夜の外出は久しぶりの方も多いはず。せっかくなので、好きなカフェやご自身の好きな場所へ行くことをおすすめします。
夫から「寝たよ」と連絡がきたのは、1時間ほど経過した頃でした。夫いわく「寝入りに入るまで少し時間は掛かったけど、泣くことはなかった」とのことでした。
その後、3日連続で夫に寝かしつけをしてもらい、私はお風呂へゆっくり入ったり、ドラマを見たりと、今まで寝かしつけで妨げられていた、夜の時間を有効に使うことができ、本当に幸せでした。
断乳後の睡眠の変化はある?
断乳後、私が寝かしつけをしてもほとんど「授乳」を求めてくることや「夜泣き」はありませんでした。
夜泣きに関しては、生後6カ月から「ねんねトレーニング」をしていたので、その効果もあったかもしれません。*ネントレ に関してはこちら。
数週間後には、絵本を読んだあとに自ら自分のベッドへ行き、ぬいぐるみを抱き、少しトントンすれば寝てくれるようになりました。
ただ、夜中に起きてしまった時に別の対処が必要でした。
その際に、ママが寝かしつけをすると、子どもは理性では抑えられない、今までの授乳の記憶を思い出してしまったからです。
この時は必ず夫にお願いし、夫が息子をベッドに寝かし、トントンし優しくささやくという方法を何度も繰り返しました。
これは慣れなので、耐えるしかありません。私の夫は妥協せず最後までやり遂げてくれました。どうかパパさん達は諦めないでくださいね!お子さんの適応力はすごいので信じて続けてみてください。
断乳後のお子さんについて
- 水分をたっぷり与えて、脱水症状に注意しましょう。(尿の回数・色など)
- 日中は外でたくさん遊ぶ(保育園へ通っていない場合)
- 断乳後1〜2日以内に、発熱など異常が起きたら断乳中止です。搾乳した母乳を与えるか母乳外来へ相談しましょう。
- 断乳後1カ月くらいは体調がくずれやすくなることがあるので、注意しましょう
断乳後のお母さんについて
- 断乳後はおっぱいが張ってくるので、必要なら5-6時間くらいあけて、30mlほど搾乳します。
- 3時間以内では搾らない
- すっきりと楽になるまで搾らない
- 断乳後の入浴は、3〜6日ほど避ける
- 張って痛みがする場合は、凍らせたタオル湿布をして冷やしましょう
- 油もの、甘いもの、高カロリーの食べ物は避け、粗食を心がけましょう(和食中心)
断乳が母子とも円満にできることを心より応援しております!